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●だだちゃ豆の特徴
「生のまま食べて見て下さい」と案内してくれた庄内青果物地方卸売市場の沓澤政道さんにすすめられて畑の中に入り、青くささを気にしながら噛んでみたとたん、つい大きな声で「甘い!」と叫んでしまった。沓澤さんが自分も口にしながら「そうでしょう。生でもこの甘さがあるんですよ。だからうまいんです」と笑いながら答えてくれた。「畑と土が違えばいくらだだちゃ豆と言っても味も違うことが分かるでしょう」と言いながら栽培農家の斉藤さんがそれぞれ違う畑の豆を生でかじらせてくれた。なるほど同じ甘さでもどこか違うのである。そして畑を見ると生育状態もそれぞれ違うのである。「そしてなにより作る人の気持ちによって味の良し悪しがきまるんですよ。ただ植えれば良いというもんではない」と畑の土と畝に伸びただだちゃ豆の枝葉を指差した。
だだちゃ豆は何故かここ鶴岡のこの周辺以外の土地で栽培しても、だだちゃ豆とはまったく違う味にしかならない。それはもちろん土と環境の違いがその理由の大半ではあろうが、生産者の人たちの栽培姿勢の違いもその一つであろう。土と人が良い作物を作る。だだちゃ豆の一粒ひと粒に庄内鶴岡の気風、風土を味わっていただきたいと思う。
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